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ー外壁塗装トラブルを防ぐために知っておきたい注意ポイントー

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外壁塗装で起こりやすいトラブルの種類

外壁塗装は家を守る大切な工事ですが、残念ながらトラブルも少なくありません。「仕上がりに納得できない」「工事後すぐに塗膜がはがれてきた」「近隣からクレームが入った」といった外壁塗装トラブルは、一度起きてしまうと大きなストレスになります。まずは、どのようなトラブルが起こりやすいのかを知ることで、事前に対策をしやすくなります。

仕上がりの不満・イメージ違い

よくある外壁塗装トラブルの一つが、色や質感のイメージ違いです。カラーサンプルや小さな板だけを見て決めると、実際の外壁に塗ったときに「思っていたより暗い」「周りの家とのバランスが悪い」と感じることがあります。また、塗りムラやローラー跡が目立つ場合も、仕上がりへの不満につながります。契約前の打ち合わせで色決めを急ぎすぎないことが大切です。

早期のはがれ・ひび割れ・ふくれ

工事から数年も経たないうちに塗膜がはがれたり、ひび割れやふくれが出てくる外壁塗装トラブルもあります。原因として多いのは、下地処理や洗浄が不十分なまま塗装してしまったケース、乾燥時間を守らずに次の工程へ進んでしまったケースなどです。また、外壁材や既存塗膜に合わない塗料を選んでしまうと、密着不良を起こしやすくなります。

外壁塗装トラブルが起こる主な原因

外壁塗装トラブルは、運が悪かっただけで起こるわけではありません。多くの場合、事前の確認不足や業者選びのミス、契約内容のあいまいさなど、複数の要素が重なって発生します。ここでは、トラブルの主な原因を知ることで、「どこに気をつければよいか」を具体的にイメージしていただければと思います。

業者選びの情報不足

外壁塗装トラブルの大きな要因の一つが、業者選びの段階で十分な情報収集ができていないことです。価格だけで決めてしまったり、訪問営業の勢いに押されて契約してしまったりすると、後から「こんなはずではなかった」と感じやすくなります。過去の施工事例や口コミ、担当者の説明の分かりやすさなども含めて総合的に判断することが重要です。

契約内容や説明があいまい

塗料の種類、塗り回数、工期、保証内容などがあいまいなまま契約すると、工事が始まってから「聞いていた話と違う」という外壁塗装トラブルにつながります。口頭だけの説明ではなく、見積書や契約書にしっかりと記載されているかを確認し、不明点はその場で質問してメモを残しておくと安心です。

外壁塗装トラブルを未然に防ぐためのチェックポイント

外壁塗装トラブルを避けるためには、契約前の準備と工事中のコミュニケーションがとても大切です。「難しいことは分からないからお任せで」と丸投げしてしまうと、小さな誤解が積み重なり、後から大きな不満につながることがあります。ここでご紹介するチェックポイントを押さえておけば、初めての方でも安心して工事を進めやすくなります。

見積書の内容を細かく確認する

まず、見積書は金額だけでなく内容も必ずチェックしましょう。具体的には、次のような点を確認するのがおすすめです。
・使用する塗料のメーカー名と商品名
・塗り回数(下塗り・中塗り・上塗り)
・足場や高圧洗浄、補修費用が含まれているか
・諸経費の内訳が分かるかどうか
これらが分かりやすく記載されていない場合は、外壁塗装トラブルを防ぐ意味でも、疑問点をそのままにせず質問してみましょう。

近隣への挨拶や配慮があるか

意外と多いのが、騒音や塗料のにおい、車両の出入りなどによる近隣トラブルです。外壁塗装は足場の組立や高圧洗浄など、どうしても音が出る工程があります。事前に業者から近隣へ挨拶をしてもらえるか、自分たちでもどのような声かけをするべきかを確認しておくと安心です。近隣への配慮ができる業者かどうかも、トラブル回避につながる大切なポイントです。

もし外壁塗装トラブルが起きてしまったら

どれだけ注意していても、外壁塗装トラブルが起きてしまう可能性はゼロではありません。大切なのは、問題が発覚したときに慌てず、冷静に対処することです。感情的に話を進めてしまうと、話がこじれてしまうこともあるため、状況を整理しながら一つずつ解決策を探していきましょう。

まずは写真とメモで状況を記録する

塗膜のはがれやひび割れ、仕上がりの不具合に気づいたら、まずはスマホなどで写真を撮り、いつ・どこで・どのような状態だったのかをメモしておきましょう。記録が残っていると、後から業者と話し合うときにも状況を説明しやすくなりますし、第三者に相談する場合にも役立ちます。外壁塗装トラブルは時間が経つほど原因が分かりにくくなるため、早めの記録がポイントです。

業者に連絡し、改善策を相談する

次に、契約した業者に連絡し、トラブルの内容を具体的に伝えましょう。このとき、感情的に責めるのではなく、「どのような原因が考えられるか」「どのように対応してもらえるか」を冷静に確認することが大切です。保証期間内であれば無償で補修してもらえるケースもあります。事前に取り決めていた保証内容を再確認しながら、納得できる解決策を一緒に探していきましょう。

まとめ:正しい知識で外壁塗装トラブルを防ごう

外壁塗装トラブルは、一度起こってしまうと心身ともに負担が大きくなります。しかし、事前に起こりやすいトラブルの種類や原因、対策を知っておけば、多くの問題は未然に防ぐことができます。業者選びや見積書の確認を丁寧に行い、工事中もコミュニケーションを大切にすることで、安心して外壁塗装を任せられるはずです。
外壁塗装は家を守る大切なメンテナンスです。長く安心して暮らすためにも、焦らず準備を進めて、納得できる形で工事を進めていきましょう。分からないことはそのままにせず質問し、記録を残しながら進めることで、小さな違和感にも早く気づけるようになります。
「よく分からないからお任せ」ではなく、少しだけでも外壁塗装トラブルについて学んでおくことが、住まいと家族を守る一番の近道になります。

2025.11.21